東京一極集中は少子化に拍車をかける

東京には企業や行政機能が集中しており、ライブや講演やらイベントの充実っぷりは随一といえますね。私は東京どころか日本の端の方に生まれたので東京生活には憧れもあるし恐ろしくもあります。そういう意味では私が東京生活と地方生活のどちらが良いだろうかというテーマを考察することは難しいです。そもそも東京に住んだことないし。

なのでどちらかというと主観ではなく客観で語れることにとどめたいと思います。

 

東京にはいわずもがな多くの人が集中している。都市圏人口は3700万で世界でもトップクラスを誇る。人口流入のペースは経済状況によって異なれども依然として東京への人口流入は続いている。東京には大企業が集中していることもあり、その賃金は高く、最低賃金は2019年10月より1013円となり日本で一番高い。仕事は多く、賃金も高い東京であるが出生率では1,24と全国ワーストである。家賃などの生活コストが高額であること、仕事がいそがしい、通勤に時間と体力を奪われることから子育てをするには良い環境ではない。たくさん人が集まって、いっぱい働いて、くたびれてすりへっているのが現状である。ブランド物の服で身を包み、銀座や夜の繁華街を闊歩しているような華やかな都会生活を送れている人は少ない。まあ渋谷で安酒片手に騒ぐっていう楽しみ方もあるけどね。金と時間さえあれば都会はとても楽しいだろうけど実際庶民は近郊に狭い部屋を借りて満員電車を通勤する毎日という人が多いだろう。地方都市で家と車持てた方がいいよねえ。

 

現実として東京は地方から多くの若者を吸い上げて会社を回して疲弊させているわけだ。狭いアパート、田舎と違って地域にもよるが公立中学は結構あれているところが多いから私立に入れるという選択肢を取りたくもなる。となれば子供を三人なんて到底無理だし二人でも厳しい。一人に資源を集中させようなんて考えにもなる。また東京で国公立大学となるとレベルは高い。私大ならいくらでもあるけどお金もかかる。私は結構な田舎育ちなんで子供が二人なのは当たり前だったし三人四人というのもそれほど珍しくはない。金に余裕があったら私も子供三人くらいほしいかも。そんな人生設計も地方だからこそできることであると言えよう。東京で生活して子供三人を育ててなおかつ十分な教育投資を与えることができるのかというとこのブログがバズりでもしなければまあ無理だろう。すなわち無理ということだ(/ω\)

何が悲しいかというと東京での生活が魅力的に映ることなのだ。千葉や埼玉なら通勤地獄さえ耐えれば十分にゆとりをもって生活できるし東京にも近い。若者でまったく東京に興味がないという人は少ないのかもしれない。私としても乃木坂ライブにたくさん行きたいという切実な思いがある。わざわざ新幹線でお客さん待遇でいきたくないのだ。

ふらっと遊びに行きたいもんである。まあ人多いの嫌いなんだけどね。